病院とクリニックでできることの違いは?
- 「病院」が不安定な状態の方を短期集中的に治療するところだとしたら、「診療所やクリニック」は比較的安定している方を長期間にわたって治療するところです。
- 脳卒中を例にとれば、発症直後は病状が不安定で悪化しやすいのでただちに「急性期病院」に入院しますが、1-2週間で状態が安定した後には「回復期病院」で数か月間リハビリテーションを行い、体力が回復して自宅療養や施設での生活ができるようになったら、「診療所やクリニック」で再発の予防と体力の維持のお手伝いをいたします。
(神経内科だからできること.日本神経学会.より引用・改変)
- このように病院の役割もいろいろですが、診療所やクリニックにも様々な「専門クリニック」があります。ひとことに「脳神経内科クリニック」と言っても、頭痛、認知症、脳卒中、てんかん、パーキンソン病、睡眠、嚥下など様々な専門クリニックがあります。
- ご自身やご家族の病状や病気のステージや家庭環境にあった医療機関を賢くお選びいただけるとよいと思います。診療情報提供書(紹介状)は数日以内にお書きいたしますのでお気軽にご相談ください。